Quality Saltwater Game WILD CAT
WILD CAT航海日誌
2000年10月

■00/10/14 宇久井大敷網のブイで1mのオキサワラをキャッチ

午前10時に三輪崎着。その頃から北東の風が強くなってきたので出港を見合わせてボートの掃除をする。点検中にプロペラからロープがぶら下がっているのを発見。川上さんを呼びに行って見てもらうと、プロペラにロープと網がからんでいた。鎌を持ってきて切って外してくれた。その後、風が弱くなってきたのを確認して午後1時出港。沖へ出ると宇久井沖に再設置された大敷網の先端付近に黄色いブイが浮かんでいる。1マイル手前でトローリングを開始してブイに近付いていく。岸寄りの水温は23.4度で2日前よりもわずかに高い。北側のブイではストライクなし。南側のブイの横を通ったときにロングリガーのオクヘッド20mmにストライクがきて1mのオキサワラが釣れた。水温は23.7度。その後、大敷網のまわりを回ってみるがストライクなく午後2時30分帰港。港内で解川さんが乗ったイエローフィンが釣りをしていた。ツバスのナブラが起こって、見てる間に35cmぐらいのをキャッチ。朝からずっと釣れてるらしい。カワカミマリンにいた漁師から聞いた話では、3日前にケンケンをしていてカジキがきてバラしたとのこと。水温は下がってきているが、まだカジキがいないことはないようだ。

■00/10/13 北東の風強く出港のタイミングを逃がす

午前10時に出港しようとしたが、ちょうどその頃から北東の風が強くなり波が高くなった。港の出口まで行ったが、予想してたよりも波が高かったので、無理をせず引き返した。タックルの整理をした後、午後1時頃にもう一度、港の出口まで行ったが、まだ波がおさまり切っていない。もう少し待てばおさまりそうだったが、そうなると沖まで行く時間がないので釣りを断念した。こういうときは、岸近くで釣りができる準備が必要だと思った。

■00/10/12 南ほど水温高く梶取崎沖でシイラ9尾キャッチ

午前7時30分出港。無風、ベタナギで鵜殿の赤白煙突の煙が真上に上がっている。潮目をチェックしながら南西沖へ走る。途中、宇久井沖の大敷網の設置作業が行われているのを確認。たくさんの曳縄の漁船がその沖を走っている。約2マイル沖でトローリング開始。水温は23.7度。潮目伝いに大きく蛇行しながら南へ走るが、めぼしい漂流物はなくストライクもない。岸近くよりも水温が低くて23.2〜23.4度ぐらいしかない。梶取崎沖約4マイルまで走った所で東西に伸びる強い潮目を発見し、その潮目伝いに沖へ向かう。1マイルほど走った所でゴミが浮いているのを見付け、そこからさらに沖へ向かう。宇久井沖6.5マイルの所で潮目にたくさんのゴミが集まっているのを発見。その近くでダブルストライクで50cmと70cmのシイラがきた。ランディング中にたくさんのシイラが追いかけてくる。潮目のまわりは水温が高くて24度を超えている。潮目伝いに沖へ向かうと、たくさんのゴミや流木が浮いているが、流木の近くを走ってもストライクはない。ゴンドウクジラの群れが泳いでいたので、その影響かもしれない。水温は23度台後半から24度台後半の間でめまぐるしく上下し、最高24.9度まで上昇。沖へ行くほど水温が高いということはなく、どうやら潮目の南サイドが高いらしい。南から暖かい潮が入っているということか。シイラはゴミが密度高く集まって浮いている周辺にいて、40〜75cmを全部で9尾キャッチ。ヒットルアーはニューコナジグ12mm、16mm、マックヘッド20mm。午後0時頃から三輪崎漁港方向へ走り始める。沖の潮目以外は漂流物がほとんどなくシイラもいないことを確認した後、午後1時帰港。最後まで波もなく、キャビンの窓を開けっ放しで走ることができた。港へ帰ると豪華客船の飛鳥が入港していた。

■00/10/07 北東の風強く1時間で帰港

給油の後、午前12時30分出港。朝のうちは穏やかだったが、お昼ごろから北東の風が急に強くなり沖へ出られない。港を出てすぐの所からトローリング開始。宇久井の大敷網のブイでロングリガーのオクヘッド20mmにシイラらしいストライクがあったがフックアップせず。ほかのブイではストライクなし。釣りをしている間にさらに波が高くなってきたので、午後1時30分に帰港。ホームページ用の写真撮影とタックルの片付けをした。

■00/10/06 再び梶取崎沖へ向かったがシイラの反応なし

午前9時出港。三輪崎沖2マイルからルアーを引き始め、昨日の午後にシイラがよく釣れた潮目を目指して南下する。宇久井沖を過ぎて勝浦沖3マイルまで沖へ行ったり岸へ寄ったりしながら走ったが、潮目がいまいちはっきりせず漂流物も見当たらない。小さなシイラが1回ルアーに触りにきただけ。水温も24.7度までしか上がらない。昨日とは様子がぜんぜん違う。宇久井沖へ戻って大敷網のブイや1.5マイル沖の潮目をチェックしてみる。シイラはいるらしく、ジャンプしてる姿が見えたり、ルアーに触りにきたりするがフックアップしない。魚が小さくて活性も低いようだ。午後1時30分帰港。ひさしぶりのノーフィッシュ。そろそろカジキはオフなので、80lbのタックルをボートから降ろした。

■00/10/05 梶取崎沖でシイラ15尾。大物バラシ

ほとんど無風のベタナギ。午前7時出港。約4マイル沖でトローリングを開始し、潮目をチェックしながら東沖へ走る。たくさんの漁船がカツオを狙って沖を走ってる。水温は鵜殿沖7マイルまで24度台。7マイルを越えた所から下がり始め、8マイルを越えると23度台前半まで下がった。前日よりも暖かい潮が沖へ出ているが、よさそうな潮目がなく漂流物も見付からない。5〜8マイル沖のエリアを走り続けるが、魚の気配がまったくない。岸寄りへ戻って、鵜殿沖4マイルの所で潮目を発見。しばらく潮目伝いに走ってみるが、やはりストライクがない。そのまま潮目伝いに三輪崎沖を越えて宇久井沖まで走った所でたくさんの漂流物が浮いているのを発見。丸太のほかに10cm角ぐらいの材木があちこちに浮いている。漂流物のまわりを走ってみるがストライクはない。水温は24度台前半。そのまま潮目伝いに南下。1m四方ぐらいの板が浮いている近くを走ったときに最初のストライクがきて65cmぐらいのシイラが釣れた。さらに潮目伝いに走り続けると、どこまで行っても漂流物がなくならない。南下するにつれて漂流物にシイラが付いている確率が高くなり、サイズもだんだんとよくなる。梶取崎沖3マイルの所でいかにもよさそうな流木を発見。横を通るとダブルストライクで65cmと75cmのシイラがきた。ランディング中にたくさんのシイラが群れになって追いかけてくる。同じ流木の横をもう一度走ると、今度はトリプルストライクでシイラがきた。うち1尾は大きくて15kgぐらいあったが、小さいのを先にリリースしてから、いざ取り込もうと思ったら手元でジャンプしてバレてしまった。梶取崎沖は水温が24.9〜25.0度もあった。釣れたシイラは50〜75cmが15尾。すべて宇久井沖3マイルから南のエリアだった。南へ走る方が水温が高くて潮もよさそう。まだカジキがいるかもしれないので、明日も天気がよければ、もっと南まで走ってみようと思う。

■00/10/04 カツオ狙いのはずがシイラ釣りになってしまった

川上さんから戻りガツオが釣れてると聞いていたので、氷を積んでから午前8時30分出港。三輪崎沖4マイルあたりでトローリング開始。魚を探しながら沖へ向かう。約5マイル沖の潮目も何もない所で60cmのシイラがきた。さらに沖へ向かい、鵜殿沖6マイル付近を流れていた段ボール箱の近くで同サイズをキャッチ。その約0.5マイル沖でいい感じの潮目を発見。流木の近くで50cmのシイラがきた。潮目の岸側は水温が24度あったのに、沖側は23.1度しかない。さらに沖へ出ても水温は23.2度までしか上がらなかった。潮目付近には漂流物があるが、魚がいないのかストライクがない。延縄のブイが並んで浮いている近くを走っても反応なし。ボートの向きをかえて潮目伝いに北東へ向かう。蛇行しながら走ると、水温が23度から24度の間でめまぐるしくかわる。4マイルぐらい走ってもノー感じなので、Uターンして南西へ。大きく蛇行しながら走っているうちに、遠くからでもはっきりとわかる強い潮目が近付いてくる。すぐに70cmと50cmのシイラがダブルストライクできた。ランディング中に70cm前後のシイラが群れになって追いかけてくる。よい潮目には魚がいるらしい。その後、潮目伝いにどんどん南西へ走って宇久井沖までチェックしてみたがストライクはなかった。三輪崎漁港沖2マイルまでルアーを引きながら戻る。午後2時帰港。水温が一番高かったのは宇久井沖から新宮市街沖の3〜4マイルのエリアで、24.2〜24.8度あった。沖との水温差が2度近くあり、潮目を釣るのか、水温を追いかけるのか、結局結論を出せないままだった。

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