Quality Saltwater Game WILD CAT
WILD CAT航海日誌
2001年11月

■01/11/23 シイラ1尾だけ。トローリングシーズン終了か

夜の間は強い北西の風が吹いていたが、夜が明けると前日と同じぐらいの快晴微風になった。午前8時25分に出港して勝浦沖水中魚礁へ向かう。港の前の水温20.4度。午前9時、水中魚礁の手前3マイルの所でトローリング開始。午前9時25分、水中魚礁に到着。水温20.0〜20.2度。そのまま南西へ向かい、前日カツオが釣れたエリアを目指す。北緯33度30分のラインを越えるあたりから水温が上がり始めて20.3〜20.4度になったが、前日よりはかなり低い。午前10時を過ぎ頃から樫野崎の東沖野エリアを走り回るが、なかなかストライクがこない。東沖へ向かうと水温が19度台に下がったので、再び樫野崎方向へ。午前10時40分、樫野崎の東沖5マイル付近の潮目でショートリガーのオクヘッド20mmにストライクがきて70cmのシイラが釣れた。水温20.1度。付近を走り回るが、その後ストライクなし。午前11時頃から潮目伝いに北へ向かい勝浦沖を目指す。午後0時梶取崎の東沖約3マイルの所で釣り終了。午後0時50分帰港。結局、樫野崎沖まで行って釣れたのはシイラが1尾だけ。カツオは気配もなかった。今年のトローリングシーズンはそろそろ終わりかもしれないと思いながらタックルを片付けた。

■01/11/22 樫野崎沖でひさしぶりのカツオをキャッチ

川上さんの話によると、数日前に串本大島の樫野崎沖でカツオが釣れたが次第に少なくなっているとのこと。午前8時10分出港。天気がよく、ほとんど無風で波もないので、一気に南下して串本大島沖へ向かう。港の前の水温20.6度。北緯33度29分のラインを超えたあたりから水温が上昇し始める。午前9時、樫野崎の真東沖でトローリング開始し、さらに南下する。水温21.4〜22.2度。北緯33度20分まで南下した所から潮目伝いに西へ向かう。水温は22.2〜22.7度まで上がったがストライクはない。西から東への潮流が速く、西へ向かって走ると5ノット台までスピードが落ちる。午前10時15分、樫野崎の南東沖約10マイルの所でショートリガーのオクヘッド20mmに最初のストライクがきて60cmのシイラが釣れた。水温は22.3度。付近を走り回る。午前10時55分、センターのカツオ用ルアーに55cmのシイラがきた。水温22.2度。間もなくショートリガーのセンターにダブルストライクで同サイズのシイラが釣れた。カツオがこないので、潮目を探しながら北上。午前11時35分、樫野崎の南東沖約7マイルの所でショートリガーに65cmのシイラがきた。水温21.8度。数は多くないが、かなり広い範囲の潮目にシイラはいるらしい。ショートリガーにセットしたオクヘッド20mmはシイラが本当によく釣れる。さらに北上し、樫野崎の東沖5.8マイルの所で北東に続く強い潮目を発見。その潮目伝いに勝浦沖の水中魚礁へ向かう。水温21.6度。午後0時40分、梶取崎の南東沖約7マイルの所で65cmのシイラが釣れた。水温21.6度。午後1時10分、水中魚礁の2マイル手前でセンターのカツオ用ルアーにいきなりストライクがきて45cmのカツオが釣れた。水温20.6度。トリヤマも何もなく、カツオの兆候は見られなかった。付近を走り回るがストライクなし。午後1時40分、潮目の近くに大きな流木を発見して近付いていくと、ゆっくりと移動している。何かと思いながらさらに近付くと、10m以上もあるマッコウクジラだった。午後2時5分、水中魚礁に到着。付近を何往復かしたが、1回だけストライクがあっただけでフックアップせず。魚種は不明。水温20.6〜20.7度。午後2時40分、水中魚礁を離れて港へ向かう。その後、何のストライクもなく、午後3時40分釣り終了。午後4時帰港。釣れたカツオを持って、帰りにカワカミマリンに寄ったら、漁師もあまり釣ってないらしくて、貴重なカツオだと言われた。

■01/11/10 北風の影響でシイラ食い渋り。なんとか7尾

西表島の高市澄人さん、高市さんの友人で東京からやって来た坂口さんと一緒に午前8時出港。前日と同じ潮目を目指して東沖へ向かう。港の前の水温20.6度。約2マイル沖でトローリング開始。水温21.0度。2.5マイル沖で水温が21.5度まで上がるが、濁りがなかなか取れない。約4.7マイル沖でようやく濁りが取れ、水温が21.9度まで上がる。夜の間に強い北西の風が吹いていたので、潮筋が沖へ移動して濁りが沖へ出たらしい。そのまま東沖へ向かい5.5マイル沖まで行っても変化がないので、Uターンして北西へ向かい濁りが取れる潮目付近を目指す。約5マイル沖まで戻った所で坂口さんのバスロッドで引いていたカツオ用ルアーにストライクがきて65cmのシイラが釣れた。坂口さんはシイラを釣るのが初めてとのこと。魚は小さいが、よく引いて楽しそうにファイトしていた。そのまま潮目伝いに北東へ走るが、阿田和沖まで行く間、ストライクがなく何も釣れない。阿田和沖でいったん岸に寄ってみたが、潮は澄んでいるもののストライクはない。再び沖へ出て岸から5マイル沖のラインを南西方向へ走り、最初にシイラが釣れた三輪崎沖のエリアへ向かう。午前11時30分頃、三輪崎沖5.5マイルの所でショートコーナーのニューコナジグ12mmにストライクがきて60cmのシイラが釣れた。水温は22.2度。そのまま潮目伝いに南西へ走ると、すぐに同サイズのシイラが釣れた。さらに南西へ走ると水温はかわらないが潮目がぼやけてきてストライクもなくなる。正午、Uターンして北東へ。潮目のやや沖側で小型のクジラの群れを発見。シイラが釣れた位置付近に戻るとすぐにストライクがきて50〜60cmがダブルで釣れた。その付近を走り回って55cmを追加し、午後1時30分頃に潮目を離れて港方向へ走る。午後1時50分釣り終了。午後2時10分帰港。潮がかわったからか、前日にくらべてシイラのストライクが数分の1に減り、小さなルアーにストライクが集中。さすがに寒くなってくるとシイラも天候の変化に敏感らしい。

■01/11/09 去年の秋と同じ11月中旬にシイラ入れ食い

西表島から帰省してきた高市さんと一緒に午前9時10分出港。東沖へ向かう。港の前の水温20.8度。曇り空で風は北寄りだが、東から波高約2mのうねりが来ている。1マイル沖でトローリング開始。2.5マイル沖の潮目を越えた所で濁りが取れ、水温が22.1度に上がる。いったん沖へ出た後、Uターンして2.7マイル付近の潮目まで戻り、潮目伝いに北東へ向かう。間もなくシイラのストライクが立て続けにきて50〜65cmが3尾釣れた。水温22.0度。そのまま鵜殿沖まで行く間も次々とストライクがくるが、魚が小さいのかなかなかフックアップしない。釣れたのは60〜75cmのシイラが5尾。午前10時40分、鵜殿沖4マイルの所でUターンし南西へ向かう。その後、午後1時前まで鵜殿から三輪崎沖の同じ潮目付近を走り回って同サイズのシイラを5尾ほど釣ったが、フックアップしないストライクがものすごく多かった。最後にショートリガーのサザンクロス30mmに75cmのシイラがきたところで釣り終了。午後1時10分帰港。去年は11月15日にカツオを3尾とシイラを10尾釣っているが、この秋はカツオがぜんぜん釣れない。シイラは毎年11月中旬までは釣れるということか……。

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